統合失調症のサイト

神経伝達物質


脳神経系のトラブル
統合失調症は、神経伝達物質の『ドパミン』『セロトニン』『ノルアドレナリン』が、『シナプス』内で、作動性神経の不具合によって、引き起こされるものとされています。


『シナプス』とは、神経細胞と神経細胞の間にあるもので、約20mmの隙間があります。


シナプス神経終末から放出された神経伝達物質は、この間を拡散し、シナプス神経受容体へと結合し情報を伝えます。


放出された『ドパミン』『セロトニン』『ノルアドレナリン』の過剰反応で、脳・神経系のトラブルが生じます。それが原因では?という仮説です。


※『ドパミン』とは、神経を興奮させる働きを持ち、心地よいなどの感情・注意・意欲などに関わります。


※『セロトニン』とは、行動抑制の働きを持ち、運動・食欲・睡眠などに関わります。


※『ノルアドレナリン』とは、神経を興奮させる働きを持ち、恐怖や怒りの感情・行動などに関わります。





分泌量のトラブル
統合失調症の陽性症状では、例えば、ドパミンが増えすぎると、理解しがたい意味不明な言動が出始めます。それと同時に、興奮し、幻覚や幻聴が頻繁に起こるようになります。


それとは逆で、陰性症状では、例えば、ドパミンが少なすぎると、人や物事への関心度合が減り、引きこもり状態になります。


統合失調症の改善治療として用いられる、投薬ですが、これらの症状を、薬の力によって調節しています。


調節することによって、症状の改善に繋がっています。


しかし、なぜ分泌量のトラブルになるか等の原因については、まだ解明されてはいません。





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