統合失調症のサイト

統合失調症について


心の病 〜統合失調症〜
現代社会では、ストレスによる心の病で身体に異変が起きるという病気が日本で広まりつつあります。


それは精神疾患と呼ばれていますが、外傷的な病気と違い、内症的な病気のため、軽度であれば分かりにくい病気です。


重度であれば、うつ病やパニック障害等の多くの症状が見られますが、統合失調症は、そんな精神疾患の一つです。


ストレスが原因とされていますが、詳しい原因は、今現在の医学では解明されてはいません。





誤ったイメージの病 〜統合失調症〜
この病気は、昔は『精神分裂病』として呼ばれていました。その理由としては、『普段の会話が通じない。』『不治の病。』といった、誤ったイメージが存在しているためです。


脳機能に何らかの異常が発生し、感情や思考の混乱、幻聴・幻想、非現実的な妄想をするようになります。


この症状が悪化すると、うつ病を併発してしまったり、引きこもりになったりして、普段の日常生活に様々な支障があります。


現在、病院関係者の人達は、様々な心療技術を開発し、色々な投薬治療等で患者さんの手助けをしていますが、まだまだ分かりにくい病気となっています。





普通の人が病気に罹る 〜統合失調症〜
統合失調症は、およそ100人に1人弱が罹る頻度の高い病気です。発病率は、全人口の約1%程度と推測されます。


高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じように、とても身近な病気となっています。


年齢別では、男性が10代後半から20代前半。女性が20代後半から30代前半に発症しやすいという結果が出ています。


しかし、最近では、『遅発性統合失調症』というのも出てきているようですが、高齢者になればなるほど、痴呆症と誤診されてしまうケースもあるようです。


この統合失調症は、いつでも誰にでも発症する恐れがある病気です。あなたの周りで、病気の症状がある人がいたら、医師に相談し、適切な治療を受けるようにして下さい。





精神分裂病と統合失調症
『ドイツ語: Schizophrenie、英語: schizophrenia』と訳されますが、かつては精神分裂病と呼ばれていました。


日本では明治時代にドイツ語を訳したときに、精神が分裂する病と、間違った考えを世間に植え付けてしまいました。


その結果、患者さんやそのご家族、関係者の方々からの強い要望で、2002年(平成14年)に、今の名称へと変更されました。





精神疾患 〜統合失調症〜
現代社会では、周りの環境や身体への負担が原因で、精神的に何らかの異変を与えてしまう心の病が、増加傾向にあります。


この心の病を精神疾患と言いますが、厚生労働省によるある調査では、統合失調症の患者数が25.3万人で(入院18.7万人、外来6.6万人)、そこから推計した患者数は79.5万人とされています。(2008年調査)


メンタル面での軽度の異常は、本人や周りの人も気付くことは難しいです。


心の病である精神疾患は、ストレスである不満を溜めすぎず、人と人との触れ合いを大切にしていけば、発症する可能性は低くなると思います。


薬物治療で治る病気ですが、心の病に一番の効く薬は、親しい人や主治医との会話による心の薬ではないでしょうか。





統合失調症の本